作家紹介

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  • 高橋理加
  • Takahashi Rika
  • かつてこの地方にあった徳島県からの「牛借触れて「人と自然」「人と人」「人と動物」の歴史を感じた。
    いっぽう今福島の牛は、実験体さながらに汚で、細々と生き続けなければならないという「牛」という経済動物を通して、今我々が失い「何か」を思い起こしてみたい。
  • 展示作品について
    この地方の稲作には5 0~ 6 0 年前まで牛を使っていたという。古い農家には、住居とひと連なりに牛舎があり、牛は人と共に生活していた。その農家の良き働き手であった牛は、聞けば山向こうの徳島から借りてきたという。春先にやって来た牛達は秋の収穫を終えると、その労働に見合った米を積んで帰るというのだ。私の作る、疲れきって、やせ細って、報酬の米俵を背負うこともなく還る牛達は、見えないところで我々の豊かさを支えてくれる「誰か」と重なる。
  • タイトル:「牛送り」
    展示場所:中通集落

牛送り

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