作家紹介

作家写真
  • 谷尾勇滋 HP
  • Tanio Yuji
  • 私は写真というメディアでの新たな表現の可能性について関心を持ちながら、変容や特質、記憶・時間・場所(環境)といった事柄をキーワードに作品を制作している。写真表現において、写真の用い方や写真のサイトスペシフィック性等、写真そのものが内包する事柄について試みることに興味がある。また再開発等によって自らの生家を失うと同時に、変貌していく故郷広島県尾道の過去と現在が混沌と存在する風景に影響を受けている。
  • 展示作品について
    かつて行基が発見したと伝えられている塩江温泉。現存する冷源泉は町の象徴とも言える。また不動滝や白櫻滝など水にまつわる名所も存在し、町を流れる河川や多くの水田がそこに暮らす人々の生活に潤いを与えている。展示会場の旧塩江小学校校歌にも水にまつわる描写が見られ、町と水との関わりを感じさせる。今回の作品では「水」を巡る塩江の風景をイメージした写真作品を塩江小学校に遺る記念写真アルバムと共に展示している。
    タイトル:「水が紡ぎ出す地(shionoe)」
    展示場所:旧高松市立塩江小学校
  • 明治から昭和初期にかけて阿波で育て讃岐へ貸出されていた耕作用の牛であった借耕牛(かりこうし)。塩江町岩部地区は現在も水田地帯が広がり、かつて借耕牛の本場として貸出取引所が存在していた。その借耕牛を巡るイメージを独自の視点で捉えた写真作品を提示すると同時に、塩江温泉の華やかだった時代の古写真を展示している。
    タイトル:「水が紡ぎ出す地(karikoushi)」
    展示場所:魚虎旅館別館

水が紡ぎ出す地(shionoe)

作品写真
作品写真

水が紡ぎ出す地(karikoushi)

作品写真
塩江町エリア
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