
糸を用いた表現を探求している。 マクラメ編みの制作も行う。
対話型アート鑑賞「アートリップ」を普及啓発している。
香川大学教育学部では美術研究室に所属し、油彩を専攻していましたが、デザインや陶芸など多岐にわたり学びました。 卒業後は、香川県埋蔵文化財センター嘱託職員としての勤務を経て、小学校教諭として元気でかわいい子どもたちと向き合う日々を過ごしました。 退職後、これまで学んできたことや自分にしかない経験を表現したいと、アート活動を始めました。
かがわ・山なみ芸術祭では、初出品です。 楽しいことが大好きです。 よろしくお願いします。
「マクラメ編み」という技法に出合ってから、綿の糸で作品を作る機会が増えました。 普段作っているのは、実用的なものです。
今回の芸術祭のテーマは『つむぐ』です。
イメージに合う素材であることと、自分にとって身近で好きな素材であることが、今回の表現に繋がっています。
アート鑑賞や制作を通して、アートのもつ「生きる力」を感じています。 鑑賞と表現が一体となった時、新たな価値が生まれます。 点と点が繋がって線となり循環していく様子には、感動させられるばかりです。
第31回実験展で展示したのは、「糸Ito」+「自然物(流木やドライフラワー)」でした。 手を加えることで表情を変えるものと、時間の経過とともに表情を変える姿が美しいものとを融合させ、私と素材、私と自分、私と他者、との対話を通して、その先にある『私と(Ito)何か』を探りました。 行きついたワードが『魂』です。
今回の芸術祭では、初めての野外展示となります。 自然の中での「私の存在」を糸でどのように表現できるのか模索中です。 実験展での糸玉の特徴を活かしつつ、新たな表現に挑戦したいと思っています。
 
						