
舞踏家。 土器、張り子の制作も行う。
2021年香川県で滞在制作をしていた作家に「キャンプで火を起こすなら土器を作ればいいじゃない」との言葉から土器制作を始め、1週間後に土器WSの開催。 近隣の方や作家方のご協力もあり、60人以上の参加者に恵まれる。 そして展示最終日の演目最中、踊っていた作家から名前を呼ばれたことから踊り始める。
各地を踊り明かす最中、住まう人の生き方、土地の生きた形を纏うことがおもしろく、深く理解する為目下修行中。 また、講演会や工作教室を開くなど、作品を作られた方達の自己の内面を写し出す機会の提供を心掛ける。
| 2021 | 原始感覚美術祭参加 松代現代美術祭参加 青森・広島公演 | 
| 2022 | 無人駅の芸術祭 一座公演 京都・香川公演 | 
| 2023 | 「かっぱとなつやすみ」書籍作成 土方巽あきた芸術祭 一座公演 台湾・奈良公演 | 
| 2024 | さどの島銀河芸術祭 一座公演 アートオークション運営及び司会 福岡アジア美術館AIR 一座公演 | 
本作品は、稲作と祭りが古来より深く結びついてきた歴史を背景に、綾川町山田地区の田んぼに設置するものです。 この地は大正天皇の即位に際し、大嘗祭に新穀を献上する「主基斎田」として選ばれた由緒を持ち、また「山田米」としてその名声を広めた肥沃な土地でもあります。 寒暖差に恵まれ、水はけの良い田土は稲に酸素と新鮮な水を供給し、古来より良質な米を育んできました。 一方で、この地の風土には河川の流れを変えた歴史や、増水による肥沃度の上昇、さらに近年の綾川竹の増加など、自然と人とがせめぎ合いながら共存してきた痕跡が刻まれています。 私は各地でその土地に伝わる儀式に注目しながら舞を行ってきましたが、本作品においても「儀式」という視点を重視しています。 田の水、土、竹、そして豊穣を祈る舞を重ね合わせることで、この土地に脈打つ歴史と未来を象徴することを表したいと考えています。 本作は、山田の田んぼに祈りを宿し、過去から受け継がれる稲作文化と、この地の豊穣・繁栄を祈る「豊作祈願の舞台」として制作いたします。
