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Kagawa Yamanami Art Festival
2025
くるりアートかがわ

出展作家

1956福島県いわき市生まれ。
1982東京藝術大学美術学部絵画科油画専攻卒業
1984東京藝術大学大学院美術研究科壁画研究室修了。 以降ギャラリーK、真木画廊、SPCギャラリー、いわき市立美術館、HIGURE17-15-CAS、伊達市立梁川美術館等個展多数。
1988「大谷地下美術展」
1989「現場89~90展」等野外美術展に参加「檜枝岐パフォーマンスフェステイバル」等パフォーマンスにも関わり、韓国、ベルギー等との交流展をはじめ2004年トルコAKBANKカルチャーセンター、イラン、テヘラン現代美術館招待。
2010フライミュージアムベルリン「TO BE東京+ベルリンコミュニケーション展」。 「会津漆の芸術祭」、「福島ビエンナーレ」参加。
2011東日本大震災、福島原発事故以降 「福興ダルマプロジェクト」を立ち上げ、犠牲者への追悼と怒りと復興への祈りを込めた、福興ダルマを制作。 アートダルマのワークショップで、自分の思いを自由に込めた、アートダルマの絵付けのワークショップを展開。 それらによる収益金を、放射線量を独自に検査し続ける、民間の活動「たらちね」に寄付
2012ポーランド・ポツナン・メディエーションビエンナーレ 招待。
2013ArtMeeting2013「田人の森に遊ぶ」(~ʼ18)参加
2014「川崎でアート」(~ʼ17)
2015「places we seek人の場を求めて」「被爆70年を考える現代美術展」RING ART P&L2015(~19)で広島や長崎において平和をテーマにした企画に参加。 「現在進行形」(~ʼ18)
2017「不良」に参加 
2018かがわ山なみ芸術祭2018AYAKAWA(~22)、佐賀大学主催「発生の場」に参加。
2019「アートで田んぼ2019」に参加

『那須与一のエピソード』

ウクライナ戦争やイスラエル戦争が起きている現在、自分も含めた人間達の愚かさに失望し、 なんとかならないものか と思い、平家物語の那須与一の一節の出来事を作品化することにしました。
平家物語の那須与一の一節は、日本を大きく二分した戦で平家の存亡の危機の重大な局面で、平家が海上に浮かぶ舟に立てた扇を射よという、とんでもなゲームを提案し源氏がそれに応じるという出来事です。 那須与一はこれを射止めて、平家はその後滅んでいくことになりますが、こんな発想が出来るのに何故戦争を辞められないのか? 平家物語は平家の興盛から滅亡を伝えるものですが、 このエピソードは、平家が戦の虚しさに漸く気付いたメタファーの様に思われるのです。 やがて源氏も同じ様に滅んでいくわけですが、このエピソードはその様な戦争の虚しさを象徴的に表していると思います。

展示場所:枌所エリア
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